さわい‐しんいちろう【沢井信一郎】
[1938〜2021]映画監督。静岡の生まれ。本名、信治。「野菊の墓」で監督デビュー。代表作「Wの悲劇」「早春物語」「わが愛の譜(うた) 滝廉太郎物語」「時雨(しぐれ)の記」など。
たかやす‐げっこう【高安月郊】
[1869〜1944]詩人・劇作家・評論家。大阪の生まれ。本名、三郎。詩作のかたわら、イプセンの作品などを翻訳・紹介。また、新歌舞伎を発表。詩集「夜濤集」、戯曲「江戸城明渡」「桜時雨」、評論「東...
なみき‐しょうぞう【並木正三】
[1730〜1773]江戸中期の歌舞伎狂言作者。初世。大坂の人。並木宗輔の弟子。浄瑠璃の手法を応用した脚色と、奇抜な舞台装置で新生面を開いた。代表作「三十石艠始(さんじっこくよぶねのはじまり)」...
まつお‐ばしょう【松尾芭蕉】
[1644〜1694]江戸前期の俳人。伊賀の人。名は宗房。芭蕉は俳号。別号、桃青(とうせい)・風羅坊など。藤堂良忠(俳号、蝉吟(せんぎん))に仕えて俳諧を学び、京都で北村季吟に師事。のち、江戸に...
みかみ‐おときち【三上於菟吉】
[1891〜1944]小説家。埼玉の生まれ。長谷川時雨の夫。時代物の大衆小説を多く書いた。作「敵打日月双紙」「鴛鴦呪文(おしどりじゅもん)」「雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)」など。
れいぜい‐ふみこ【冷泉布美子】
[1916〜2011]冷泉家第22代当主の四女。京都の生まれ。財団法人冷泉家時雨亭文庫を設立。藤原定家の日記「明月記」など、冷泉家に伝えられる貴重な資料の公開に尽力し、日本文化研究の発展に寄与した。