しょうざん‐しこう【商山四皓】
中国秦代末期、乱世を避けて陝西(せんせい)省商山に入った東園公・綺里季・夏黄公・甪里(ろくり)先生の四人の隠士。みな鬚眉(しゅび)が皓白(こうはく)の老人であったのでいう。画題とされる。
しょうてい‐きんすい【松亭金水】
[1797〜1863]江戸後期の読本・人情本作者。江戸の人。本名、中村経年または保定。別号、積翠道人など。作に、人情本「閑情末摘花」など。
しょう‐へいりん【章炳麟】
[1869〜1936]中国、清末・民国初の思想家。余杭(よこう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は枚叔(ばいしゅく)。号、太炎。漢民族による民族主義革命を主張。孫文・黄興(こうこう)と並...
しんだい【真諦】
《(梵)Paramārtha》[499〜569]インドの僧。梵語(ぼんご)経典を持って中国に渡り、梁(りょう)末の戦乱で各地を転々とした。その間、金光明経・摂大乗論・中辺分別論・大乗起信論など多...
しんみ‐まさおき【新見正興】
[1822〜1869]江戸末期の幕臣。外国奉行。万延元年(1860)遣米使節正使として渡米し、日米修好通商条約の批准書を交換した。
しんもん‐たつごろう【新門辰五郎】
[1800〜1875]江戸末期の侠客(きょうかく)。江戸の人。浅草寺に新設された門の番人となり、新門辰五郎とよばれた。火消し人足から町火消し十番組の頭となり、のち、徳川慶喜(よしのぶ)に重用され...
じょうべん【浄弁/浄辨】
[?〜1356?]鎌倉末・南北朝時代の歌人。天台宗の僧。青蓮(しょうれん)院の執当法師。慶運(きょううん)の父。和歌を二条為世に学び、頓阿(とんあ)・慶運・兼好とともに和歌四天王と称された。
ジョット【Giotto di Bondone】
[1266ころ〜1337]イタリアの画家。奥行きのある空間と劇的な人間像の表出で中世末期の生硬な定型を脱し、ルネサンスへ至る絵画の新境地を開いた。彫刻・建築でも活躍。
すけひら【助平】
平安末期の備前の刀工。高平・包平(かねひら)とともに三平(さんぴら)とよばれた。生没年未詳。
すずき‐かんたろう【鈴木貫太郎】
[1868〜1948]軍人・政治家。大阪の生まれ。連合艦隊司令長官・枢密顧問官などを歴任。侍従長の時に二・二六事件にあい、重傷を負った。第二次大戦末期に首相としてポツダム宣言を受諾した。