キスリング【Moïse Kisling】
[1891〜1953]ポーランド生まれの画家。エコール‐ド‐パリの一人。明るい色彩で、哀愁を帯びた女性像・風景・静物を描いた。
きたばたけ‐ちかふさ【北畠親房】
[1293〜1354]南北朝時代の公卿・武将。後醍醐天皇の皇子世良(ときなが)親王の養育にあたったが、その死によって出家。宗玄、のち、覚空と号した。建武の中興により、再び出仕。顕家とともに義良(...
きたむら‐きぎん【北村季吟】
[1625〜1705]江戸前期の歌人・俳人・古典学者。近江の人。通称、久助。号、拾穂軒。飛鳥井雅章(あすかいまさあき)に歌学を、松永貞徳に俳諧を学び、のちに幕府に仕えた。著「徒然草文段抄」「源氏...
きのした‐もくたろう【木下杢太郎】
[1885〜1945]詩人・劇作家・医学者。静岡の生まれ。本名、太田正雄。北原白秋らとともに「パンの会」を結成。小説集「唐草表紙」、詩集「食後の唄」、戯曲「南蛮寺門前」「和泉屋染物店」など。
きはら‐ひとし【木原均】
[1893〜1986]遺伝学者。東京の生まれ。京大教授。イネ科植物の細胞遺伝学を研究し、ゲノム分析によって栽培小麦の祖先を解明。種なしスイカの結実にも成功。また、カラコルム探検隊長としても活躍し...
キャベンディッシュ【Henry Cavendish】
[1731〜1810]英国の物理学者・化学者。水素の発見、水の組成の決定、地球比重の測定、静電気の法則の発見など多くのすぐれた業績を残した。
きゅう‐えい【仇英】
中国、明の画家。太倉(江蘇省)の人。字(あざな)は実父(じっぽ)。号は十洲。唐宋の画風を学んで独自の画風をつくった。人物・山水にすぐれ、美人画は明代第一とされる。生没年未詳。
きょうごく‐なつひこ【京極夏彦】
[1963〜 ]小説家。北海道の生まれ。本名、大江勝彦。妖怪・民俗学の知識を生かした幻想的な長編ミステリーを数多く手がけ、幅広い読者層を獲得する。「後巷説(のちのこうせつ)百物語」で直木賞受賞。...
きょう‐し【姜詩】
中国、後漢の人。二十四孝の一人。妻と協力して病母に仕え、母の好物の魚を苦労して求めていたが、ある時、家のそばから泉が湧き出し、鯉(こい)がおどり出てきたと伝えられる。
ケッペン【Wladimir Peter Köppen】
[1846〜1940]ドイツの気候学者。ロシア生まれ。植物分布と気候との関係を研究し、世界の気候帯区分を提唱した。→ケッペンの気候区分