あさかわ‐まき【浅川マキ】
[1942〜2010]歌手。石川の生まれ。寺山修司の舞台に出演し、高い評価を得る。ジャズやブルースなどの影響を受けた独特の歌唱と黒い衣装で「アングラの女王」と称された。代表作「かもめ」「夜が明け...
あらい‐もとこ【新井素子】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、手嶋。高校在学中に「あたしの中の…」で第1回奇想天外SF新人賞に佳作入選し作家デビュー。女学生の話し言葉を取り入れた独特の文体で注目される。「チグリス...
アンゲロプロス【Theo Angelopoulos】
[1935〜2012]ギリシャの映画監督。パリで映画を学び、帰国後は映画批評家を経て監督デビュー。長回しを多用した独特の作風で知られる。「旅芸人の記録」で国際的な注目を浴び、「アレクサンダー大王...
いずみ‐きょうか【泉鏡花】
[1873〜1939]小説家・劇作家。石川の生まれ。本名、鏡太郎。尾崎紅葉の門下。繊細優雅な文体で、独特の浪漫的境地を開いた。小説「夜行巡査」「照葉(てりは)狂言」「高野聖(こうやひじり)」「婦...
いぶせ‐ますじ【井伏鱒二】
[1898〜1993]小説家。広島の生まれ。本名、満寿二。庶民的なペーソスとユーモアの中に鋭い風刺精神を込めた独特な作風を持つ。「ジョン万次郎漂流記」で直木賞受賞。他に「山椒魚」「多甚古村」「黒...
イブン‐ハルドゥーン【Ibn Khaldūn】
[1332〜1406]アラブの歴史家・歴史哲学者。チュニジアの生まれ。その著「歴史序説」は、文明の興隆・発展・衰退の過程を明らかにした独特の歴史観で有名。
いまむら‐しょうへい【今村昌平】
[1926〜2006]映画監督。東京の生まれ。重いテーマを扱いつつもそこはかとない面白さが漂う、独特な作品を多く残す。昭和58年(1983)「楢山節考(ならやまぶしこう)」と平成9年(1997)...
うちだ‐ひゃっけん【内田百閒】
[1889〜1971]小説家・随筆家。岡山の生まれ。本名、栄造。別号、百鬼園。夏目漱石に師事し、風刺とユーモアに富む独特な作風を示した。著に小説集「冥途」、随筆集「百鬼園随筆」など。
おおえ‐けんざぶろう【大江健三郎】
[1935〜2023]小説家。愛媛の生まれ。東大在学中に「飼育」で芥川賞受賞。新しい文学の旗手として認められる。豊かな想像力と独特の文体による、現代に深く根ざした作品を発表。平成6年(1994)...
おくだ‐ひでお【奥田英朗】
[1959〜 ]小説家。岐阜の生まれ。日常生活に忍び込む非現実の世界を独特な感覚で描き出し、若年層の人気を集める。「空中ブランコ」で直木賞受賞。他に「ウランバーナの森」「邪魔」「サウスバウンド」など。