さかいや‐たいち【堺屋太一】
[1935〜2019]作家・評論家。大阪の生まれ。本名、池口小太郎。通商産業省(現経済産業省)の官僚として活躍し、昭和45年(1970)の大阪万博開催に尽力。昭和51年(1976)には小説「団塊...
さかがみ‐ひろし【坂上弘】
[1936〜2021]小説家。東京の生まれ。「内向の世代」の作家の一人。会社勤務のかたわら執筆活動を続け、定年退職後、慶応通信(現慶応義塾大学出版会)社長に就任。「優しい碇泊(ていはく)地」で芸...
さかき‐ばくざん【榊莫山】
[1926〜2010]書家。三重の生まれ。本名、斉(はじむ)。若くして数々の賞を受賞するなど書壇で活躍したが、昭和33年(1958)に書壇から離れ、以後は無所属として活動した。絵に自作の詩を交え...
さかきばら‐しげる【榊原仟】
[1910〜1979]外科医。福井の生まれ。東京女子医大教授、筑波大学副学長、榊原記念病院院長。日本の心臓外科手術の開拓者の一人。著作に「医の心」など。
さかきばら‐しほう【榊原紫峰】
[1887〜1971]日本画家。京都の生まれ。本名、安造。土田麦僊(つちだばくせん)らと国画創作協会を結成。花鳥画を得意とした。
さかぐち‐あんご【坂口安吾】
[1906〜1955]小説家。新潟の生まれ。本名、炳五(へいご)。情痴・荒廃の世界を戯画的な手法で表現し、大胆な文明批評で戦後文学の代表者の一人となった。評論「日本文化私観」「堕落論」、小説「風...
さかぐち‐きんいちろう【坂口謹一郎】
[1897〜1994]農芸化学者。新潟の生まれ。東京帝大教授。学士院賞受賞、文化勲章受章。発酵菌類の研究に貢献。著作に「世界の酒」「日本の酒」など。
さかぐち‐たかし【坂口昂】
[1872〜1928]歴史学者。京都の生まれ。京大教授。欧州各国に留学。ランケの学風を受け継ぎ、世界史的視野で歴史学を論じた。著「概観世界思潮」「ルネサンス史概説」など。
さかた‐しょういち【坂田昌一】
[1911〜1970]物理学者。東京生まれ。名大教授。湯川秀樹に協力して中間子を理論的に研究。電子の自己エネルギーの発散についての理論を起こし、朝永振一郎の繰り込み理論の素地を作った。素粒子の複...
さかた‐の‐きんとき【坂田金時】
平安後期の武士。相模足柄山に生まれたと伝えられる。幼名、金太郎。源頼光の四天王の一人。後世の御伽草子などで伝説化され、五月人形となって残る。浄瑠璃・歌舞伎では快(怪)童丸の名で登場する。生没年未...