さたけ‐よしまさ【佐竹義和】
[1775〜1815]江戸後期の秋田藩主。号、泰峨。曙山の長男。天明の飢饉のあと、農業振興と殖産興業を目指す藩政改革を断行。藩校明道館(のち明徳館)を創設したことでも知られる。
さだ‐かいせき【佐田介石】
[1818〜1882]浄土真宗の僧、国粋主義者。肥後の人。仏教の須弥山(しゅみせん)説をもって地動説を排斥し、独自の経済論をもって国産品愛用運動を起こした。著「栽培経済論」など。
さとう‐のぶひろ【佐藤信淵】
[1769〜1850]江戸後期の経済学者。出羽の人。字(あざな)は元海。宇田川玄随・平田篤胤(ひらたあつたね)らに師事。その学問は農政・物産・海防・兵学・天文・国学など広範に及んだ。著「経済要録...
しまづ‐なりあきら【島津斉彬】
[1809〜1858]江戸末期の薩摩藩主。早くから西洋文明に関心を抱き、開国・殖産興業を幕府に提言した。将軍継嗣問題にあたり、一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)を擁立して井伊直弼(いいなおすけ)と対...
しゅう‐おんらい【周恩来】
[1898〜1976]中国の政治家。江蘇省淮安(わいあん)の人。日本に留学後、天津で五・四運動に参加。のち、パリ留学中に中国共産党フランス支部を組織。第二次大戦中は国共合作・抗日統一戦線結成に活...
しょう‐かいせき【蒋介石】
[1887〜1975]中国の政治家。中華民国総統。浙江(せっこう)省奉化(ほうか)の人。字(あざな)は中正。孫文に師事し、黄埔(こうほ)軍官学校を創設、革命軍を養成して北伐を成功させた。のち、国...
しょう‐ぐん【蕭軍】
[1907〜1988]中国の小説家。遼寧省義県の人。本名は劉鴻霖(りゅうこうりん)。蕭軍は筆名。満州事変後、ハルビンで文学活動に入り、魯迅(ろじん)に認められて「八月の村」を出版。日中戦争中は延...
しょうけん‐こうたいごう【昭憲皇太后】
[1850〜1914]明治天皇の皇后。一条忠香の娘。名は美子(はるこ)。産業奨励・女子教育に尽力。和歌に堪能。歌集「昭憲皇太后御集」。
ジダーノフ【Andrey Aleksandrovich Zhdanov】
[1896〜1948]ソ連の政治家。スターリンの側近の一人で、共産党中央委員会書記としてイデオロギー・文化問題を担当、思想・文化界の統制政策を推進した。
ジュオー【Léon Jouhaux】
[1879〜1954]フランスの労働運動指導者。1909年からフランスの労働総同盟書記長。労使協調主義を唱え、第二次大戦後、共産党の影響力が増大したため脱退し、労働組合「労働者の力」を結成。19...