さわむら‐たのすけ【沢村田之助】
歌舞伎俳優。屋号、紀伊国屋。 (初世)3世沢村宗十郎の初名。 (3世)[1845〜1878]5世宗十郎の次男。幕末から明治初期にかけての名女方。壊疽(えそ)にかかり、引退。
さんじょう‐さねとみ【三条実美】
[1837〜1891]幕末・明治前期の公家・政治家。実万(さねつむ)の四男。急進的攘夷派の指導者として、長州藩と提携。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として長州に逃れた。明治...
しおい‐うこう【塩井雨江】
[1869〜1913]詩人・国文学者。兵庫の生まれ。本名、正男。落合直文の浅香社に参加、七五調の詩を発表。著「暗香疎影」「新古今和歌集詳解」など。
シナトラ【Frank Sinatra】
[1915〜1998]米国の歌手・映画俳優。甘く柔らかな歌声で人気を博した。ヒット曲に「マイウェイ」「ニューヨークニューヨーク」など。俳優としては、映画「地上(ここ)より永遠(とわ)に」でアカデ...
しぶかわ‐かげすけ【渋川景佑】
[1787〜1856]江戸後期の暦学者。大坂の人。高橋至時(たかはしよしとき)の二男。天文方渋川正陽の養子となり、役職を継いだ。兄の高橋景保とともに「ラランデ暦書」を訳解、「新巧暦書」「新修五星...
しまづ‐ただよし【島津忠義】
[1840〜1897]江戸末期の薩摩藩主。久光の長男。藩主斉彬(なりあきら)の死後家を継ぎ、父とともに藩の近代化に尽力。維新後、率先して版籍奉還した。のち、貴族院議員。
しもだ‐かげき【志茂田景樹】
[1940〜 ]小説家。静岡の生まれ。本名、下田忠男。推理小説を始めとして、ユーモア小説・歴史ものなど幅広い作品で人気を集める。「黄色い牙(きば)」で直木賞受賞。他に「やっとこ探偵」「汽笛一声」など。
しゅかわ‐みなと【朱川湊人】
[1963〜 ]小説家。大阪の生まれ。都市伝説を扱った幻想的なホラー小説は「現代の新しい怪談」として幅広い読者層を得る。「花まんま」で直木賞受賞。他に「白い部屋で月の歌を」「さよならの空」「フク...
シュトラウス【Strauss】
(Johann Baptist 〜)[1804〜1849]オーストリアの作曲家。ウィーンで楽団を組織、ウィンナワルツの基礎を築く。ワルツの父と称される。作品に「ローレライラインの調べ」「ラデツ...
シュニッツラー【Arthur Schnitzler】
[1862〜1931]オーストリアの小説家・劇作家。精緻(せいち)な心理分析で、退廃的、享楽的な男女の姿を描いた。戯曲「アナトール」「輪舞」、小説「テレーゼ」など。