し‐せん【詩仙】
天才的な詩人。 李白(りはく)の敬称。杜甫(とほ)を「詩聖」とするのに対していう。
しもむら‐かんざん【下村観山】
[1873〜1930]日本画家。和歌山の生まれ。本名、晴三郎。狩野芳崖(かのうほうがい)・橋本雅邦に師事。日本美術院の創立に参加。卓抜した技法により、伝統的画風を現代に生かした。作「白狐」「弱法...
しらお【白雄】
⇒加舎白雄(かやしらお)
しん‐しゅう【沈周】
[1427〜1509]中国明代の画家。長州(江蘇省)の人。字(あざな)は啓南。号、石田(せきでん)・白石翁。低迷していた南宗画を復興し、呉派の祖となった。著「石田集」など。ちんしゅう。
せっしょう‐かんぱく【殺生関白】
豊臣秀次の異称。秀吉の養子で関白を継いだが、粗暴な行動が多かったことから「摂政関白」をもじっていう。
せんげ‐もとまろ【千家元麿】
[1888〜1948]詩人。東京の生まれ。尊福(たかとみ)の子。武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)と交わり白樺派に属した。人間と自然への賛美を素朴にうたった人道主義的な詩人として知られる。詩...
たいけん‐もんいん【待賢門院】
[1101〜1145]鳥羽天皇の皇后、藤原璋子(ふじわらのしょうし)の院号。父は藤原公実。元永元年(1118)皇后となり、崇徳・後白河両天皇を産んだ。
たい‐こう【太閤/大閤】
摂政・太政(だいじょう)大臣に対する敬称。のち、関白辞任後も内覧の宣旨を受けた人、または関白の位を子に譲った人の称。 豊臣秀吉のこと。
たいちょう【泰澄】
[682?〜767?]奈良時代の山岳修験者。越前の人。通称、越(こし)の大徳。加賀国白山を開創したと伝えられる。
たいら‐の‐しげもり【平重盛】
[1138〜1179]平安末期の武将。清盛の長子。保元・平治の乱の功により左近衛大将・内大臣。清盛による後白河法皇幽閉を諫止(かんし)。病のため退官、父に先だって病死。謹直、武勇にすぐれた人物と...