かつ‐かいしゅう【勝海舟】
[1823〜1899]幕末・明治時代の政治家。江戸の人。名は義邦、のち安芳(やすよし)。通称、麟太郎。安房守(あわのかみ)。蘭学・兵学を学び、万延元年(1860)幕府使節とともに、咸臨丸(かんり...
かのう‐さくじろう【加能作次郎】
[1885〜1941]小説家。石川の生まれ。自然主義の流れをくむ自伝的・身辺雑記的心境小説を書いた。作「厄年」「世の中へ」「乳の匂ひ」など。
カルビーノ【Italo Calvino】
[1923〜1985]イタリアの小説家。キューバの生まれ。第二次大戦ではレジスタンス運動に参加。戦後は自伝的な小説の他、寓話的な小説「木のぼり男爵」や、SF的な要素のある「見えない都市」など、多...
カロッサ【Hans Carossa】
[1878〜1956]ドイツの詩人・小説家・医師。内省的でヒューマンな自伝的作品が多い。小説「ドクトル=ビュルガーの運命」「幼年時代」、従軍記「ルーマニア日記」など。
かわむら‐あきら【川村晃】
[1927〜1996]小説家。台湾の生まれ。戦後、日本共産党に入党するが、のちに離党。自伝的小説「美談の出発」で芥川賞受賞。他に「ルン・プロ」「宮本武蔵」など。
キム‐ソウン【金素雲】
[1907〜1981]朝鮮の詩人・随筆家。釜山(プサン)生まれ。筆名、鉄甚平(てつじんぺい)。1920年に渡日し、「朝鮮民謡選」「朝鮮童謡選」等を刊行。戦後、帰国して「現代韓国文学選集」を編纂(...
ギッシング【George Robert Gissing】
[1857〜1903]英国の小説家。貧窮と放浪の体験に基づく写実的作品を書いた。小説「新三文文士街」、自伝的随筆「ヘンリー=ライクロフトの私記」、評論「ディケンズ論」など。
ゲーテ
《Johann Wolfgang von Goethe》[1749〜1832]ドイツの詩人・小説家・劇作家。小説「若きウェルテルの悩み」などにより、シュトゥルム‐ウント‐ドラング(疾風怒濤(し...
コワレフスカヤ【Sof'ya Vasil'evna Kovalevskaya】
[1850〜1891]ロシアの数学者。ストックホルム大教授。ロシア初の女性大学教授。偏微分方程式に関する論文と、ラプラスの土星の環の形状に関する数学的理論により、ゲッティンゲン大学の博士号取得。...
コンスタン【Benjamin Constant de Rebecque】
[1767〜1830]フランスの小説家・政治家。スタール夫人とともにナポレオンの政策を批判。自伝的小説「アドルフ」は代表作で近代心理小説の先駆とされる。