コーエン【Hermann Cohen】
[1842〜1918]ドイツの哲学者。新カント学派のうちのマールブルク学派の創始者。徹底した論理主義によってカントを解釈し、独自の観念論体系を構築。著「純粋認識の論理学」「純粋意志の倫理学」「純...
シュリック【Moritz Schlick】
[1882〜1936]ドイツ生まれの哲学者。ウィーン学団の創設者の一人。マッハ主義を受け継いで論理実証主義を唱えた。著「一般認識論」「倫理学考」など。
ジャコブ【François Jacob】
[1920〜2013]フランスの分子遺伝学者。モノーとともに、たんぱく質生成の遺伝的制御を解析し、オペロン説を提唱した。1965年ノーベル生理学医学賞受賞。著「生命の論理」。
タルスキ【Alfred Tarski】
[1902〜1983]米国の数学者・論理学者。ポーランド生まれ。のち米国に移住・帰化した。記号論理学における意味論の開拓者で、現代記号論理学の発展に多大な貢献をした。主著「形式言語における真理概念」。
つるみ‐しゅんすけ【鶴見俊輔】
[1922〜2015]評論家・哲学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学で学んだのち、昭和21年(1946)、都留重人・丸山真男・姉の鶴見和子らと「思想の科学」を創刊。プラグマティズムや論理実証主...
ド‐モルガン【Augustus de Morgan】
[1806〜1871]英国の数学者。インド生まれ。ロンドン大学教授。記号論理学・確率論などに業績を残す。集合についてのド=モルガンの法則があり、また、数学教育の改革に努めたことでも知られる。
ナトルプ【Paul Natorp】
[1854〜1924]ドイツの哲学者・教育学者。コーエンとともにマールブルク学派の代表者。存在の認識を基礎づける一般論理学を展開。意志の陶冶を重視する社会的教育学を提唱した。著「精密科学の論理的...
ノイラート【Otto Neurath】
[1882〜1945]オーストリアの哲学者。論理実証主義の立場に立ち、ウィーン学団の創立メンバーとして運動を展開した。のち、英国に亡命し、客死した。著「統一科学と心理学」「経験的社会学」など。
はに‐ごろう【羽仁五郎】
[1901〜1983]歴史学者。群馬の生まれ。旧姓、森。羽仁もと子の娘婿。唯物史観の立場から明治維新を研究。野呂栄太郎らと「日本資本主義発達史講座」の刊行に参加・執筆。第二次大戦後は広く文明批評...
パース【Charles Sanders Peirce】
[1839〜1914]米国の哲学者・論理学者。ダーウィンの進化論の影響を受けたプラグマティズムの先駆者。記号論理学などで新生面を開いた。1930年代の初めに刊行された論文集により、正当に評価され...