いけだ‐こううん【池田好運】
江戸初期の航海学者。肥後の人。来日したポルトガル人マノエル=ゴンザロに航海術を学び、元和2年(1616)にルソン島へ渡航。生没年未詳。著「元和(げんな)航海記」など。
えうん【恵運】
[798〜869]平安前期の真言宗の僧。山城の人。承和9年(842)入唐し、青竜寺の義真から灌頂(かんじょう)を受け、経典・仏像などを請来(しょうらい)。のち、安祥寺を開き、安祥寺僧都(そうず)...
おうばく‐きうん【黄檗希運】
中国、唐代の禅僧。閩(びん)県(福建省)の人。黄檗山で出家。のち、百丈懐海(えかい)に師事。門下に臨済義玄がいる。断際禅師。大中年間(847〜860)に没。
かくうん【覚運】
[953〜1007]平安中期の天台宗の僧。京都の人。藤原貞雅の子。比叡山で良源に学び、東塔の檀那院に住し、恵心流と並ぶ檀那流の開祖となった。著「玄義鈔」など。
きょううん【慶運】
[?〜1369ころ]南北朝時代の歌人。法印。僧浄弁の子。頓阿・兼好・浄弁とともに、和歌の四天王といわれた。家集に「慶運法印集」がある。けいうん。
けいうん【慶運】
⇒きょううん(慶運)
しゃ‐れいうん【謝霊運】
[385〜433]中国、南朝の宋の詩人。陽夏(河南省)の人。永嘉太守・侍中などを歴任。のち、反逆を疑われ、広州で処刑された。江南の自然美を精緻(せいち)な表現によって山水詩にうたった。