オルガンチノ【Gnecchi-Soldi Organtino】
[1530〜1609]イタリアのイエズス会士。元亀元年(1570)来日、京都を中心に伝道し、「宇留岸伴天連(ウルガンバテレン)」と親しまれた。織田信長の厚遇を受け、京都に南蛮寺(教会)、安土にセ...
かいづか‐しげき【貝塚茂樹】
[1904〜1987]中国史学者。東京の生まれ。小川琢治(おがわたくじ)の次男。湯川秀樹の兄。古代中国の甲骨文字や金石文の研究に業績を残した。昭和59年(1984)文化勲章受章。著「京都大学人文...
からすまる‐みつひろ【烏丸光広】
[1579〜1638]江戸初期の歌人。公卿。京都の人。和歌を細川幽斎に学ぶ。書にもすぐれ、上代和様の名筆。家集「黄葉和歌集」、歌道書「耳底記(にていき)」など。
かわしま‐じんべえ【川島甚兵衛】
[1853〜1910]織芸家。京都の生まれ。西陣織生産に功績をあげ、渡欧して日本と外国の技術を総合し、旧来の唐織(からお)り・綴(つづ)れ織りなどを壮麗な芸術品に発展させた。
かわたけ‐もくあみ【河竹黙阿弥】
[1816〜1893]幕末・明治初期の歌舞伎脚本作者。江戸の人。本姓、吉村。幼名、新七。俳号、其水(きすい)。5世鶴屋南北に入門、勝諺蔵(かつげんぞう)を名のり、のち2世河竹新七を襲名。晩年は古...
かわばた‐ぎょくしょう【川端玉章】
[1842〜1913]日本画家。京都の生まれ。名は滝之助。円山派の中島来章(なかじまらいしょう)に師事。のち、洋画法を高橋由一(たかはしゆいち)に学ぶ。精緻(せいち)な山水・花鳥画を得意とした。...
かわばた‐どうき【川端道喜】
[?〜1592]戦国・安土桃山時代の京都の商人。本名は中村五郎左衛門。餅・粽(ちまき)を製造販売、京餅座の権利を取得して供御(くご)の餅を御所に献上した。
かんあみ【観阿弥】
[1333〜1384]南北朝時代の能役者・能作者。観世流の始祖。伊賀の人。名は清次(きよつぐ)。世阿弥の父。大和猿楽(やまとさるがく)に曲舞(くせまい)などの要素を加え、謡を革新して能を大成させ...
かん‐えい【甘英】
中国、後漢の武将。97年、西域都護の班超(はんちょう)の命で大秦国(ローマ)に向かって出発。安息国(パルティア)を経てシリアにまで行ったが、大海渡航が困難のため断念した。生没年未詳。
かんき‐たくろう【神吉拓郎】
[1928〜1994]小説家・放送作家・エッセイスト。東京の生まれ。NHKで放送台本を手がけた後、都会的なタッチの小説・エッセーを発表。食通としても知られる。「私生活」で直木賞受賞。他に「ブラッ...