かつかわ‐しゅんしょう【勝川春章】
[1726〜1793]江戸中期の浮世絵師。勝川派の祖。江戸の人。俗称、祐助。宮川春水の門に入り、初め勝宮川と称し、のち勝川と改める。武者絵・相撲絵・美人絵など作品は多いが、特に写実的な表情の役者...
かつしか‐ほくさい【葛飾北斎】
[1760〜1849]江戸中・後期の浮世絵師。江戸の人。幼名、時太郎、のち鉄蔵。初号、春朗、ほかに画狂人・為一など。初め勝川春章に学んだが、狩野派・土佐派・琳派(りんぱ)・洋風画など和漢洋の画法...
カバリエリ【Francesco Bonaventura Cavalieri】
[1598〜1647]イタリアの数学者。イエズス会の修道士。ガリレオ=ガリレイに数学を学んだ。近代微積分法の成立以前に、連続量を無限小量に分割して面積・体積を求める不可分量の方法を発見。
かや‐しらお【加舎白雄】
[1738〜1791]江戸中期の俳人。信濃国上田の人。本名、吉春。別号は、昨烏・白尾坊など。諸国を遊歴し、江戸に春秋庵を開いた。著「面影集」「加佐里那止(かざりなし)」「俳諧寂栞(さびしおり)」など。
から‐じゅうろう【唐十郎】
[1940〜 ]劇作家・演出家・俳優・小説家。東京の生まれ。本名、大鶴義英(おおつるよしひで)。状況劇場を率い、紅テント公演を行うなどアングラ演劇の代表的な存在。「少女仮面」で岸田国士(くにお)...
かんむ‐てんのう【桓武天皇】
[737〜806]第50代天皇。在位、781〜806。光仁天皇の第1皇子。諱(いみな)は山部。長岡京・平安京への遷都、蝦夷(えぞ)征討、最澄・空海の登用による平安仏教の確立、地方政治振興など内政...
きたむら‐かおる【北村薫】
[1949〜 ]小説家。埼玉の生まれ。本名、宮本和男。高校教諭を務めながら平成元年(1989)「空飛ぶ馬」で覆面作家としてデビュー。その後作家活動に入り、「鷺と雪」で直木賞受賞。他に「夜の蝉」「...
きねや‐ろくさぶろう【杵屋六三郎】
[1779〜1856]長唄三味線方。4世。作曲・演奏両面にすぐれ、長唄中興の祖といわれる。7世市川団十郎の知遇を得て「勧進帳」などを作曲。
キュレル【François de Curel】
[1854〜1928]フランスの劇作家。1892年、自由劇場の創設者アントワーヌに匿名で送った「聖女の裏面」など三作品が採用上演され、劇作家としてデビューした。文明批評的な思想劇・社会劇を発表。...
くまがい‐もりかず【熊谷守一】
[1880〜1977]洋画家。岐阜の生まれ。フォーブ的な画風から単純化された色面構成の独自の画境を開く。