なみかわ‐やすゆき【並河靖之】
[1845〜1927]七宝作家。京都の人。帝室技芸員。伝統的有線七宝の作家として無線七宝の濤川惣助と並び称された。また、黒色透明釉を開発したことでも知られる。
なみき‐ごへい【並木五瓶】
[1747〜1808]江戸後期の歌舞伎狂言作者。初世。大坂の人。並木正三の弟子。大坂および江戸の劇壇で活躍し、幕末までの歌舞伎の隆盛をもたらした。写実的、合理的作風で知られる。代表作「五大力恋緘...
なみき‐しょうぞう【並木正三】
[1730〜1773]江戸中期の歌舞伎狂言作者。初世。大坂の人。並木宗輔の弟子。浄瑠璃の手法を応用した脚色と、奇抜な舞台装置で新生面を開いた。代表作「三十石艠始(さんじっこくよぶねのはじまり)」...
なみき‐そうすけ【並木宗輔】
[1695〜1751]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。別名、宗助・千柳。西沢一風の弟子。僧であったが、還俗して豊竹座および竹本座で立作者として執筆。竹田出雲・三好松洛との合作が多く、浄瑠璃全盛期...