きたがわ‐ふゆひこ【北川冬彦】
[1900〜1990]詩人・映画評論家。滋賀の生まれ。本名、田畔(たぐろ)忠彦。映画評論で生計を立てるかたわら、雑誌「詩と詩論」の創刊に参加。詩集に「戦争」「三半規管喪失」など。
ごみ‐やすすけ【五味康祐】
[1921〜1980]小説家。大阪の生まれ。「喪神(そうしん)」で芥川賞受賞。「柳生武芸帳」などで剣豪小説ブームを起こした。他に「二人の武蔵」「一刀斎は背番号6」など。
しょうじ‐かおる【庄司薫】
[1937〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、福田章二。主人公の告白文体で綴られた自分探しの物語「赤頭巾ちゃん気をつけて」で芥川賞受賞。他に「喪失」「さよなら快傑黒頭巾」「白鳥の歌なんか聞えない」など。
やまもと‐みちこ【山本道子】
[1936〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、古屋。結婚後、夫の任地オーストラリアに3年間居住。帰国後、海外駐在員の妻を描いた「ベティさんの庭」で芥川賞受賞。他に「ひとの樹」「喪服の子」など。