いわた‐とうしち【岩田藤七】
[1893〜1980]ガラス工芸家。東京の生まれ。ガラス工芸を美術の一ジャンルとして確立。特に色ガラス器にすぐれた表現を示した。芸術院会員。
おかだ‐さぶろうすけ【岡田三郎助】
[1869〜1939]洋画家。佐賀の生まれ。黒田清輝らに学び、のちフランスに留学し、ラファエル=コランに師事。外光派的作風の風景画と日本的情趣の装飾的女性像を描いた。また、舞台美術・図案・工芸の...
おがた‐こうりん【尾形光琳】
[1658〜1716]江戸中期の画家・工芸意匠家。京都の人。名は惟富、通称、市之丞。乾山の兄。初め狩野派を学び、のち光悦や宗達の作風の影響を受け、大胆で軽妙な画風により独自の造形美を展開、琳派を...
かじ‐つねきち【梶常吉】
[1803〜1883]江戸末期・明治初期の七宝工芸家。尾張の人。オランダ七宝を研究して尾張七宝を創始、近代七宝の祖と称される。
ガレ【Émile Gallé】
[1846〜1904]フランスのガラス工芸家・家具デザイナー。1878年のパリ万国博覧会で、月光色と呼ばれる淡い青色のガラスを出品し、高い評価を得る。昆虫や植物をモチーフにした幻想的な作品が多く...
せりざわ‐けいすけ【芹沢銈介】
[1895〜1984]染色工芸家。静岡の生まれ。柳宗悦(やなぎむねよし)らの民芸運動に加わり、沖縄の紅型(びんがた)を研究して、型絵染めを創始。また、版画・装丁・家具設計など多方面にわたって活躍。
とさ‐みつのぶ【土佐光信】
[?〜1522ころ]室町後期の画家。宮廷の絵所預、幕府の御用絵師をも務め、将監さらには刑部大輔に任じられ、画家として最高の地位をきわめて土佐派の画系を確立。絵巻・肖像画・仏画から工芸品の下絵まで...
なかざわ‐よしお【中沢良夫】
[1883〜1966]応用化学者。東京の生まれ。京都帝大教授、京都工芸繊維大学長を歴任。全国中等学校野球大会の創設に尽力し、昭和23年(1948)全国高等学校野球連盟の会長に就任。高校野球の発展...
モホリ‐ナギ【László Moholy-Nagy】
[1895〜1946]ハンガリー生まれの造形作家。バウハウスで教授。抽象絵画・彫刻・写真・映画・工芸ほか、欧米各地で多岐にわたる実験的造形活動を行った。米国で没。モホリ=ナジ。
モリス【William Morris】
[1834〜1896]英国の工芸家・詩人・社会思想家。装飾美術の発展に貢献。社会主義運動に参加する一方、印刷・造本の分野でも活躍。叙事詩「地上楽園」、小説「ユートピアだより」。