アクショーノフ【Vasiliy Pavlovich Aksyonov】
[1932〜2009]ロシアの小説家。ソ連時代に長編「星の切符」などで反逆的な若者を大胆に描き、1960年代の青春文学の旗手となった。1980年には米国に移住。他に「月への道半ば」「モスクワ物語...
アラバル【Fernando Arrabal】
[1932〜 ]スペインの劇作家・小説家。のち、フランスに移住し、フランス語で執筆。自らの劇を「パニック演劇」と呼び、「迷路」「建築家とアッシリアの皇帝」「戴冠式」など、不条理演劇の作品を残した...
イシャウッド【Christopher Isherwood】
[1904〜1986]英国の小説家。1929年から4年間オーデンとともにドイツに滞在、のちロンドンに戻る。ナチス台頭直前のヨーロッパを描いた記録文学風の作品で知られる。オーデンとの合作の詩劇もあ...
イ‐フェソン【李恢成】
[1935〜 ]小説家。サハリン(樺太(からふと))の生まれ。戦後、北海道に移住。朝鮮総連、朝鮮新報社勤務のかたわら、創作に打ち込む。「砧(きぬた)をうつ女」で芥川賞受賞。他に「約束の土地」「見...
イワーノフ【Vyacheslav Ivanovich Ivanov】
[1866〜1949]ロシアの詩人。1924年、イタリアに移住。後期象徴派の代表。詩集「導きの星」「透明」など。イワノフ。
オーデン【Wystan Hugh Auden】
[1907〜1973]米国の詩人。英国生まれ。スペイン内乱に参加後に米国へ移住し、帰化。スペンダー・ルイスらと1930年代の新詩運動に活躍。作「演説家」「別れの時」など。
カブレラ‐インファンテ【Guillermo Cabrera Infante】
[1929〜2005]キューバの小説家。のちにロンドンに移住。言葉遊びや言語実験の多用を特徴とする。作品に、革命前のハバナの人々の生活を描いた長編「淋しい三匹の虎」や「亡き王子のためのハバーナ」...
カラテオドリ【Constantin Carathéodory】
[1873〜1950]ギリシャの数学者。ドイツ生まれ。アテネに移住するが、のちにミュンヘン大教授となる。関数論の公理論的展開や、変分学・微分幾何学・等周問題など、広い分野で業績を残した。
カレル【Alexis Carrel】
[1873〜1944]フランスの外科医・生理学者。1905年、米国へ移住。血管縫合術を完成。臓器移植を研究、組織培養法を確立し、現代の生命観に影響を与えた。1912年ノーベル生理学医学賞受賞。著...
カーネギー【Andrew Carnegie】
[1835〜1919]米国の実業家。スコットランド生まれで米国に移住。製鋼業に成功、製鋼王といわれる。カーネギー教育振興財団・カーネギーホールなどに資金を投じ貢献した。著「富の福音」。