アキノ【Aquino】
(Benigno Servillano 〜 Jr.)[1932〜1983]フィリピンの政治家。1967年に上院議員に当選。1972年、マルコス大統領の戒厳令下で逮捕・投獄される。1980年から...
イワーノフ【Vyacheslav Ivanovich Ivanov】
[1866〜1949]ロシアの詩人。1924年、イタリアに移住。後期象徴派の代表。詩集「導きの星」「透明」など。イワノフ。
うえだ‐びん【上田敏】
[1874〜1916]英文学者・詩人。東京の生まれ。号は柳村。西欧の文学、特にフランスの象徴詩の名訳で知られる。訳詩集「海潮音」、詩・訳詩集「牧羊神」、小説「うづまき」など。
エリアーデ【Mircea Eliade】
[1907〜1986]ルーマニア生まれの宗教史学者・文学者。インドに留学し、ヨーガを研究。第二次大戦後はシカゴ大学教授。神話・象徴・儀礼を通じて幅広く世界の宗教思想を研究。著「永遠回帰の神話」「...
おおた‐みずほ【太田水穂】
[1876〜1955]歌人。長野の生まれ。俳諧の要素を短歌に導入し、象徴の歌風を開いた。歌集に「冬菜」「螺鈿(らでん)」、研究書に「芭蕉俳諧の根本問題」など。
おおて‐たくじ【大手拓次】
[1887〜1934]詩人。群馬の生まれ。北原白秋やボードレール・サマンなどフランス象徴詩の影響を受ける。著に詩集「藍色の蟇(ひき)」、訳詩集「異国の香」など。
オロスコ【José Clemente Orozco】
[1883〜1949]メキシコの画家。革命戦線の悲劇的な光景を強烈なタッチで象徴的に描いた壁画で有名。
カッシーラー【Ernst Cassirer】
[1874〜1945]ドイツの哲学者。新カント学派の一派であるマールブルク学派に属し、認識論・認識論史の研究から象徴形式の究明に傾注した。ナチスに追われ、米国に亡命。著「象徴形式の哲学」「人間」など。
かねこ‐みつはる【金子光晴】
[1895〜1975]詩人。愛知の生まれ。本名、保(安)和。反権力的な新象徴主義詩人として注目された。詩集「こがね虫」「鮫(さめ)」「落下傘」など。
かんばら‐ありあけ【蒲原有明】
[1875〜1952]詩人。東京の生まれ。本名、隼雄(はやお)。島崎藤村とともに新体詩の完成者となり、さらに日本象徴詩の先駆者となる。詩集「草わかば」「独絃哀歌」「春鳥集」「有明集」などがある。