あく の類語・言い換え
ブックマークへ登録すく/あく の使い分け
- 1
- 「すく」は、本来、部分的に空間ができる意。「たんすの中がすく」は、その中に空間が少しできる意である。また、「まだ早かったので会場はすいていた」のように、占められていない場所などが部分的にできる意もある。さらに、「手がすく」のように、手元にあるかたづけるべき仕事が少なくなって、時間にゆとりができる意。
- 2
- 「あく」は、そこを占めているものがなくなる意。「たんすの中があく」は、そこがからになる意である。また、物が使用できる状態になる意で用いられるが、「部屋が一つあく」「座席があいている」などは、そこを空間的に占めているものがなくなり、同時に、使用している状態でなくなる意。また、「そのはさみ、あいたら貸してくれ」「体があく」「時間があく」などは、使用による占められた状態でなくなる意。さらに、「会長辞任の後、そのポストはあいたままだ」のように、地位などについて、欠員ができる意でも使われる。
- 3
- 「すく」は「空く」、「あく」は「空く・明く」とも書く。