1 若くういういしい。多く、女性の若く可憐なさまをいう。「―・い乙女」
2 草木などの先が若くてみずみずしい。
「小里なる花橘 (はなたちばな) を引き攀 (よ) ぢて折らむとすれどうらわかみこそ」〈万・三五七四〉
出典:青空文庫
・・・歳か三百歳という未だうら若い青さに痩せていた頃、嘘八百と出鱈目仙人で・・・ 織田作之助「猿飛佐助」
・・・て顔をなでるのです。うら若い青年、まだ人の心の邪なことや世のさま・・・ 国木田独歩「あの時分」
・・・、もうこの頃から彼のうら若い頭に滲み渡っていた。数理に関する彼の所得・・・ 寺田寅彦「アインシュタイン」