かつらぶんらく【桂文楽】
[1892〜1971]落語家。8世。東京の生まれ。本名、並河益義。「明烏 (あけがらす) 」「船徳」などを得意とし、名人とうたわれた。
かつらまき【桂巻(き)】
「桂包 (かつらづつ) み」に同じ。
かつらみきすけ【桂三木助】
[1902〜1961]落語家。3世。東京の生まれ。本名、小林七郎。繊細な芸風で人気を得た。
かつらむき【桂剝き】
大根・キュウリなどを長めの輪切りにして、皮をむくように薄く長く帯状に切ること。
かつらめ【桂女】
1 京都の桂に住み、神功皇后を祭神とする伏見の御香宮 (ごこうのみや) や石清水八幡宮に奉仕したという巫女 (みこ) 。祝い事のある貴族の邸へ行って祝言を述べ、後には疱瘡 (ほうそう) や安産の守り札を売り歩くこともした。桂姫。 2 桂の里に住み、桂川の鮎 (あゆ) や飴 (あめ) などを京都の町で売り歩いた女。頭を布で巻く風俗が特徴。 3 昔、貴人の婚礼のとき、花嫁の供をした女。鬘女 (かずらめ) 。
かつらもの【鬘物】
⇒かずらもの
かつらりきゅう【桂離宮】
京都市西京区にある八条宮家(桂宮家)の別荘。江戸初期に八条宮智仁 (としひと) 親王が創建。親王の没後一時荒廃したが、その後幕府の援助で数次にわたり増築。回遊式庭園と数寄屋風書院は有名。 写真家、石元泰博によるの写真集。平成22年(2010)刊行。「桂日本建築における伝統と創造」「桂離宮空間と形」を再構成し、モノクロで仕上げたもの。
かつらべいちょう【桂米朝】
[1925〜2015]落語家。3世。満州の生まれ。本名、中川清。上方落語の復興と発展に力を尽くした。人間国宝。平成21年(2009)落語家では初の文化勲章受章。
かつらにほんけんちくにおけるでんとうとそうぞう【桂日本建築における伝統と創造】
《「桂」は「KATSURA」とも書く》写真家、石元泰博による桂離宮の写真集。昭和28年から29年(1953〜1954)にかけて撮影したモノクロ写真の集成で、昭和35年(1960)に刊行。テキストは建築家の丹下健三、バウハウス創立者のグロピウス。グロピウス没後の昭和46年(1971)には、改訂版が刊行された。
かつらりきゅうくうかんとかたち【桂離宮空間と形】
写真家、石元泰博による桂離宮の写真集。同離宮の大修復を受けて、昭和56年から57年(1981〜1982)にかけて撮影されたカラー写真をまとめたもの。昭和58年(1983)刊行。