かぶらえり【鏑鐫】
鏑の中を彫るのに用いた、頭の曲がった鑿 (のみ) 。現在は主に彫刻の仕上げに使う。
かぶらずし【蕪鮨】
なれ鮨の一。ブリなどを厚く切ったカブの間に挟んで麹 (こうじ) で発酵させたもの。石川県・富山県の冬の郷土料理。《季 冬》
かぶらな【蕪菜】
カブの別名。《季 冬》
かぶらばち【蕪蜂】
ハバチ科のハチ。体長約1センチ、黄褐色で、頭・胸部にまたがる部分が黒い。幼虫は黒色で、菜の黒虫などとよばれ、ダイコン・カブなどの葉を食害する。蕪葉蜂 (かぶらはばち) 。
かぶらぼね【蕪骨】
鯨の頭の軟骨。細く削って乾燥し、かす漬け・三杯酢などにする。氷頭 (ひず) 。
かぶらむし【蕪蒸(し)】
すりおろしたカブを白身魚やぎんなん・きのこなどの上にのせて蒸し、葛あんやすまし汁をかけた料理。《季 冬》「世に生きて器 (うつは) 好みや—/野風呂」
かぶらや【鏑矢】
鏑をつけた矢。射ると大きな音響を発して飛ぶ。狩猟用の野矢の一種。軍陣の箙 (えびら) には上差 (うわざし) として差し添えた。鳴り鏑矢。鳴り矢。
かぶらはばち【蕪葉蜂】
⇒蕪蜂 (かぶらばち)