肝胆相照らす
互いに心の底まで打ち明けて親しくつきあう。「彼とは—・す仲だ」
肝胆を砕く
懸命に物事を行う。心を尽くす。「会社を再建すべく—・く」
邯鄲の歩み
《昔、燕の青年が邯鄲に歩き方を習いにいったが習得できず、故国の歩き方も忘れてはって帰ったという「荘子」秋水の故事から》むやみに他人のまねをすれば、自分本来のものも忘れて、両方とも失うことのたとえ。
邯鄲の枕
《盧生 (ろせい) という青年が、邯鄲で道士呂翁から枕を借りて眠ったところ、富貴を極めた五十余年を送る夢を見たが、目覚めてみると、炊きかけの黄粱 (こうりょう) もまだ炊き上がっていないわずかな時間であったという「枕中記」の故事から》人生の栄枯盛衰のはかないことのたとえ。一炊 (いっすい) の夢。盧生の夢。邯鄲の夢。
邯鄲の夢
⇒邯鄲の枕 (まくら)
邯鄲夢の枕
⇒邯鄲の枕
かんたんおとこ【邯鄲男】
能面の一。憂いを含む気品のある若い男面。「邯鄲」のほか、「高砂」「弓八幡」などの脇能物の後ジテにも用いる。
かんたんし【邯鄲師】
《「邯鄲の枕」の故事から》旅館で、寝ている客の金品を盗む者。まくらさがし。
かんたんし【感嘆詞】
1 感嘆のあまり発する言葉。 2 ⇒感動詞 (かんどうし)
かんたんふ【感嘆符】
感動・興奮・強調・驚きなどの感情を表す「!」の符号。主に文末に用いる。元来は欧文の記述記号。エクスクラメーションマーク。俗に、びっくりマークともいう。→疑問符