黄金と侍は朽ちても朽ちぬ
金が長く輝きを失わないように、武士の名誉も永久に朽ちない。
黄金の釜を掘り出したよう
《中国の二十四孝の一人郭巨 (かくきょ) が母を養うため、口減らしに自分の子を埋めようとして、黄金の釜を掘り当てたという故事から》思いがけない幸運に出会うことのたとえ。
黄金花咲く
黄金の花が咲く。黄金の出ることを、花が咲くのにたとえていう。「佐渡の国にこそ金 (こがね) の花栄 (さ) きたる所はありしか」〈今昔・二六・一五〉
こがねいろ【黄金色】
黄金のもつ、輝く黄色。山吹色。こんじき。きんいろ。「—に波打つ稲穂」
こがねかん【黄金羹】
鬱金 (うこん) の粉をまぜて黄金色にしたようかん。
こがねぐも【黄金蜘蛛】
コガネグモ科のクモ。体長は雌2〜3センチ、雄約5ミリ。雌の腹部には黒地に3本の黄色帯があり、脚は黒色で一部が灰白色。人家近くに円い網を張る。鹿児島県や高知県ではこのクモを戦わせる行事がある。地方によってジョロウグモとも呼ぶ。
こがねざね【黄金札】
黄金色の鎧 (よろい) の札。
こがねしだ【黄金羊歯】
リョウメンシダの別名。
こがねたけ【黄金茸】
カブラマツタケ科のキノコ。秋に草地に群生。高さ10〜15センチで黄金色をしている。 [補説]食用とされることもあるが、中毒例も報告されている。
こがねづくり【黄金作り】
金でつくること。また、金めっきや金銅などで装飾すること。また、そのもの。