しょうじょうこぞう【猩猩小僧】
玩具の一。猩猩の形をした小さな人形。飴細工 (あめざいく) または浮き人形に作る。また、猩猩が壺の中から出た形に作り、下の台に挿した笛を吹くと、人形が回転する装置のものもある。
しょうじょうしゅ【正定聚】
必ず仏となることの決まった聖者。不退転の菩薩 (ぼさつ) たち。真宗では、他力真実の信心を得た者をいう。
しょうじょうしん【清浄心】
妄念を払い去った清らかな心。
しょうじょうすげ【猩猩菅】
カヤツリグサ科の多年草。山地に生え、高さ約60センチ。夏に葉の間から茎が伸び、赤褐色の花穂をつける。
しょうじょうそう【猩猩草】
トウダイグサ科の一年草。高さ約70センチ。葉は形が変化しやすく、線形から円形まである。茎の先の葉には赤い斑点が多く、その中央に黄緑色の小花が集まってつく。北アメリカの原産。《季 夏》
しょうじょうてき【小乗的】
[形動]視野が狭く、卑近なことにとらわれすぎるさま。「—なものの見方」
しょうじょうとんぼ【猩猩蜻蛉】
トンボ科の昆虫。雄は全体に鮮やかな赤色、雌は橙 (だいだい) 色。夏、池沼に普通に見られる。本州以南、アジア東部の熱帯に広く分布。《季 秋》
しょうじょうのさ【霄壌の差】
天と地との隔たりのような、大きな違い。雲泥 (うんでい) の差。
しょうじょうのみ【猩猩飲み】
猩猩が酒を飲むように、多量の酒を一気に飲むこと。また、その人。「朝日の出るまで—と」〈浮・諸艶大鑑・一〉
しょうじょうばえ【猩猩蠅】
双翅 (そうし) 目ショウジョウバエ科の昆虫の総称。ごく小形で、発酵した果物やきのこに集まる。世界中に広く分布し、種類も多い。キイロショウジョウバエは遺伝学の実験材料に用いられる。《季 夏》