たぬきばばあ【狸婆】
年老いてずるがしこくなった女をののしっていう語。
たぬきばやし【狸囃子】
夜中に、どこからともなく聞こえてくる祭り囃子。俗に、狸が打つ腹鼓 (はらつづみ) という。
たぬきぶえ【狸笛】
風琴 (ふうきん) の上部に狸の形をしたものをつけ、それを押して鳴らす玩具。
たぬきまめ【狸豆】
マメ科の一年草。原野に生え、高さ20〜60センチ。茎や葉の裏に褐色の細毛が密に生える。夏から秋に紫色の花を密につけ、花は正面から見るとタヌキの顔に似ている。ねこまめ。
たぬきも【狸藻】
タヌキモ科の多年生の食虫植物。池や水田に浮かび、葉は細かく羽状に分かれ、捕虫袋をもつ。夏、10〜25センチの花茎を出し、黄色い唇形花を開く。球状の芽をつくって水底に沈んで冬を越す。
たぬきらん【狸蘭】
カヤツリグサ科の多年草。亜高山帯の湿地に自生し、高さ約60センチ。葉は広い線形。夏、楕円形で紫褐色の大きい穂を垂れ、狸の尾を思わせる。
たぬきどん【狸丼】
熱い飯の上に天かすをのせ、天つゆをかけたもの。東京の早稲田大学近くの弁当屋が元祖という説がある。