水があく
1 競泳・ボートレースなどで、一身長または一艇身以上の差がつく。 2 競争する者どうしの間に差がつく。「他社との間に—・いた」
水が合わない
その土地の環境になじめない。また転じて、組織などに適応できない。「新しい職場の—◦ない」
水が入る
相撲で、水入りになる。→水入り
水清ければ魚棲まず
水が清冽 (せいれつ) すぎるとかえって魚は住まないものだ。人格が清廉にすぎると、かえって人に親しまれないというたとえ。
水清ければ月宿る
水が澄んでいれば、月がきれいにうつる。心にけがれがなければ、神仏の恵みがあるというたとえ。
水積もりて魚聚まる
《「淮南子 (えなんじ) 」説山訓から》水量が豊かになると、魚が集まってくる。利益のある所に人が集まるたとえ。
水積もりて川を成す
《「説苑」建本から》水が集まって、ついには大きな川となる。小さなものでも集まれば大きくなるたとえ。
水と油
水と油が互いに溶け合わないように、性質が合わず、しっくり調和しないこと。油と水。油に水。
水となる
消えてなくなる。むだになる。だめになる。水になる。「苦労が—・る」
水流れて元の海に入り月落ちて天を離れず
《「甲陽軍鑑・一二」から》水は流れても元の海に入るし、月は西に落ちても空から離れない。本性を離れることはできないというたとえ。