身重し
声望が高く、重んじられる。「いよいよ—・く勢ひそふ事かぎりなく」〈増鏡・新島守〉
身が黒む
⇒黒む2
身が入る
一生懸命になる。真剣になる。「暑くて仕事に—・らない」
身が持たない
体力の限界を越える。健康を維持できない。「こう徹夜続きでは—◦ない」
身から出た錆
《刀の錆は刀身から生じるところから》自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと。自業自得。
身に余る
1 処遇が自分の身分や業績を超えてよすぎる。過分である。身に過ぎる。「—・るお言葉」「—・る光栄」 2 与えられた仕事や責任が自分の能力に比べて重すぎる。「—・る大役」
身に覚えがある
自分自身、そのことをしたという記憶がある。「言われてみれば—・る」
身に覚えのない
自分自身そんなことをしたという記憶がない。「—・い濡れぎぬを着せられる」
身に染みる
1 しみじみと深く感じる。「人の優しさが—・みる」 2 秋の冷気が強く感じられる。《季 秋》「—・むや亡妻の櫛 (くし) を閨 (ねや) に踏む/蕪村」
身に過ぎる
「身に余る」に同じ。「—・ぎる果報」