《Agios Dimitrios/Άγιος Δημήτριος》ギリシャ北部の港湾都市テッサロニキの市街中心部にあるギリシャ正教の教会。テッサロニキの守護聖人ディミトリオスが殉教した場所に、5世紀に建造。1916年に火災に遭ったが、焼け残った資材を利用して再建された。祭壇下のクリプト(地下室)にはディミトリオスが幽閉された古代ローマ時代の浴場の遺構が残る。同国最大級のバシリカ式聖堂であり、初期ビザンチン建築の代表例として知られ、1988年に「テッサロニキの初期キリスト教とビザンチン様式の建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。