エックスオア【XOR】[exclusive OR]
《exclusive OR》論理演算の一で排他的論理和。または、コンピューターでXOR回路。
エックスオアえんざんかいろ【XOR演算回路】
《exclusive OR circuit》⇒XOR (エックスオア) 回路
エックスオアゲート【XORゲート】
《exclusive OR gate》⇒XOR (エックスオア) 回路
エックスせんしんせい【X線新星】
X線領域で急激に増光し、1年程度かけて緩やかに減光するX線天体。近接連星系を成す中性子星やブラックホールに伴星からガスが流れ込んで降着円盤が形成され、その円盤の構造的な不安定性によりX線の増光が生じると考えられている。X線トランジェント。
エックスせんトランジェント【X線トランジェント】
⇒X線新星
エックスせんバースター【X線バースター】
X線の強度が数秒から数百秒の間に10倍以上増加するX線天体。近接連星系をなす磁場の弱い中性子星に伴星からガスが流れ込み、中性子星表面で爆発的な核融合反応が起こることによってX線が発せられると考えられている。X線パルサーと異なり、パルス状の放射は見られない。またこのようなX線の増光現象をX線バーストという。
エックスせんバースト【X線バースト】
X線バースターにみられるX線の増光現象。→X線バースター
エックスせんパルサー【X線パルサー】
パルス状のX線を周期的に放射するX線天体。連星系を成す磁場の強い中性子星に伴星からガスが流れ込み、中性子星の両磁極が高温になることでX線が発せられると考えられている。中性子星の磁場が弱いと流れ込んだガスは表面全体を覆うためX線バースターとして観測される。
エックスせんれんせい【X線連星】
X線を強く放射している連星。中性子星やブラックホールと通常の恒星からなる近接連星が知られ、その活動性からX線バースター、X線パルサー、X線新星などに分類される。
エックスマス【XMASS】[xenon detector for weakly interacting massive particles]
《xenon detector for weakly interacting massive particles》岐阜県飛騨市、旧神岡鉱山の地下1000メートルにある東京大学宇宙線研究所の暗黒物質検出装置。624本の光電子増倍管を取り付けた球状の断熱容器に、セ氏零下100度に冷却した約1トンの液体キセノンを収めたもの。暗黒物質の候補とされるWIMPという未知の粒子(ニュートラリーノ・アクシオンなど)が、キセノンの原子核に衝突した際に発する微弱な光・熱・電気を検出する。平成22年(2010)より観測開始。