カーボンオフセット【carbon offset】
《offsetは、相殺するもの、埋め合わせ、の意》日常生活や経済活動によって排出される二酸化炭素を、何か別の手段を用いて相殺しようという考え方。クリーンエネルギーの開発、森林保護、植林といった事業に投資するなどの方法がある。→温室効果
カーボンコピー【carbon copy】
1 カーボン紙による写し。 2 うりふたつ。そっくりなこと。 3 ⇒シー‐シー(cc)
カーボンし【カーボン紙】
油煙と脂肪・パラフィンなどの混合物を雁皮紙 (がんぴし) にしみ込ませたもの。書類作成などで用紙の間に挟んで写しを得るのに用いる。複写紙。炭酸紙。
カーボンしゃしん【カーボン写真】
ゼラチン溶液にカーボンブラックなどの顔料をまぜて紙面に塗り、重クロム酸カリウム液で処理したものを印画紙として用いる写真。美術写真に用いる。カーボン印画。
カーボンシャフト【carbon shaft】
炭素繊維を筒状にしたゴルフクラブなどの柄。
カーボンスチール【carbon steel】
炭素鋼。ふつう、鋼とよんでいるのは鉄と炭素の固溶体で、これを合金鋼などと区別するために、炭素鋼とよぶ。
カーボンナノチューブ【carbon nanotube】
炭素原子が六角形に並んだ表面構造をもつ、管状の物質。フラーレンの一種。繊維状に細長い形状を得ることが可能で、軽量ながら、高い引っ張り強度をもつ新素材として注目される。CNT。
カーボンニュートラル【carbon neutral】
《環境中で、二酸化炭素の排出量と吸収量が同じであるという意、炭素中立》 1 植物や植物を原料とするバイオエタノールなどを燃やして出る二酸化炭素は、植物が生長過程に吸収した二酸化炭素と同量で温室効果ガスを増やすことにはならず、環境破壊にはつながらないという考え方。→バイオマス 2 日常生活や経済活動によって排出される温室効果ガスのうち、排出者自身の努力では削減できない分を、他の場所で達成された削減・吸収量で相殺することによって、温室効果ガスの増加が実質的にゼロになった状態。→カーボンオフセット
カーボンファイバー【carbonfiber】
炭素繊維のこと。
カーボンブラック【carbon black】
黒色の非常に細かい炭素の粉末。天然ガス・油・タールなどを不完全燃焼または熱分解させて製する。ゴムの補強剤として多用されるほか、印刷インキ・乾電池・墨の原料などにする。