数千個もの超小型探査機を、太陽系から最も近い恒星系であるケンタウルス座α星に送り込むという計画。正式名称はブレークスルースターショット。切手サイズの大きさの「スターチップ」という探査機に、カメラ・通信機器などを搭載する。1メートル四方の薄膜に取り付けて、地上からレーザー光を照射し、太陽帆と同じく光の圧力により推進する。光速度の20パーセントまで加速すると、約4.37光年の距離にある同星系まで約20年で到達すると考えられる。2016年に、ロシアの投資家ユーリ=ミルナーと英国の物理学者スティーブン=ホーキングが計画を発表したことで注目を浴びた。