ミューちゅうかんし【μ中間子/ミュー中間子】
μ粒子のこと。1937年に宇宙線の中から発見され、当初は核力を仲介する中間子の一つとみなされた。後に誤りであることがわかり、この名称は現在使われていない。
ミューりゅうし【μ粒子/ミュー粒子】
素粒子の一。質量は電子の約207倍で、電荷は正・負の2種、スピン半整数。崩壊して電子とニュートリノになる。記号μ ミューオン。
ミューニュートリノ【mu neutrino/μ-neutrino】
3種類あるニュートリノのうちの一。弱い相互作用に関与し、μ粒子と対になって現れる。μ粒子は崩壊すると反電子ニュートリノとμニュートリノを放出して電子に変化する。また、反μ粒子が崩壊すると、電子ニュートリノと反μニュートリノを放出して陽電子に変化する。記号νμ ミューオンニュートリノ。