いちだいいちど【一代一度】
1代の天皇の在位中、ただ一度行われること。また、その行事。
いちだいいちどのほうへい【一代一度の奉幣】
天皇即位後、その即位を告げるために伊勢神宮以下全国の有力な神社に勅使を遣わし、神宝および幣帛 (へいはく) を奉ること。
いちだいおとこ【一代男】
自分1代だけで跡継ぎのない男。「我等は—、家を継ぐべき躮 (せがれ) はなし」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉 「好色一代男」の略称。
いちだいおんな【一代女】
自分1代だけで子供のない女。「我は—なれば、何をか隠して益なし」〈浮・一代女・六〉 「好色一代女」の略称。
いちだいき【一代記】
君主の1代やある人の一生の事績を記録したもの。「親鸞上人の—」
いちだいきぞく【一代貴族】
英国で、一代限りで爵位を授けられた貴族。上院議員となる。首相や閣僚経験者などが引退後に授爵することが多い。爵位はすべて男爵で、世襲はできない。
いちだいきょう【一代教】
釈迦が悟りを開いてから入滅するまでの間に説いたあらゆる教え。
いちだいざっしゅ【一代雑種】
異なる純系・近交系品種の交配によって生まれた個体。雑種強勢がみられ、家畜・農作物の改良に応用。雑種第一代。F1(first filial)。
いちだいとしより【一代年寄】
大相撲で、功績の特に大きかった力士に対して、日本相撲協会から本人1代に限り与えられる年寄の資格。
いちだいぶんげん【一代分限】
自分1代で財産を築き上げた人。いちだいぶげん。「これらは各別の—、親より譲りなくては勝れて富貴にはなり難し」〈浮・永代蔵・六〉