まんねんがみ【万年紙】
文字などを書いたあと、拭き取れば何回でも使えるようにした紙。厚紙に漆を塗って製する。まんねんし。
まんねんぐさ【万年草】
1 ベンケイソウ科マンネングサ属の植物の総称。メノマンネングサ・オノマンネングサ・コモチマンネングサなどがあり、茎・葉が多肉で、黄色い小花をつける。いつまでぐさ。 2 ⇒こうやのまんねんぐさ
まんねんごよみ【万年暦】
《1年だけでなく、長年役立つ暦の意》開運・相性・日の吉凶などを記し集めた暦。永代暦。「—の合ふも不思議、合はぬもをかし」〈浮・永代蔵・五〉
まんねんしんぞ【万年新造】
いつまでも変わらず若々しい容姿の女性。まんねんしんぞう。「『おい、—』と云うと…心から嬉しいのを隠し切れなかったようである」〈鴎外・心中〉
まんねんず【万年酢】
酒・酢・水を合わせて密封し、数十日でできる酢。日本で古くから行われ、使った分量だけ酒と水を加え、常に一定量にして蓄えて使用した。
まんねんすぎ【万年杉】
ヒカゲノカズラ科の常緑多年生のシダ。深山の樹下に生え、高さ約15センチ。根茎は長く地中をはう。地上茎は多数の枝に分かれて細かい葉を密生し、杉の小枝に似る。夏、円柱状の胞子嚢 (ほうしのう) の穂をつける。
まんねんせい【万年青】
オモトの漢名。
まんねんたけ【万年茸】
タマチョレイタケ科のキノコ。広葉樹の根元に生える。全体に漆 (うるし) を塗ったようなつやがあり、堅い。傘は腎臓形で黒褐色か赤褐色。茎は長く、傘と直角につく。縁起物として床飾りにする。桂芝 (けいし) 。霊芝。さいわいたけ。いわいだけ。
まんねんつうほう【万年通宝】
和同開珎 (かいちん) についで、天平宝字4年(760)に鋳造発行された銅銭。皇朝十二銭の一。
まんねんどこ【万年床】
いつも布団を敷いたままの寝床。