上膊(じょうはく)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・現に僕もおとといの朝、左の肩から上膊へかけてずっと針の痕をつけられていた。「どこを?」「頸のまわりを。やられたなと思ってまわりを見ると、何匹も水の中に浮いているんだ。」「だから僕ははいらなかったんだ。」「うそをつけ。――だが・・・
芥川竜之介
「海のほとり」
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・・・ 耳朶のちぎれかけた男も、踵をそがれた男も、腰に弾丸のはまった男も、上膊骨を折った男も、それ/″\、憐れみと、懇願の混合した眼ざしを持って弱々しげに這入ったきた。内地へ帰りたい慾求は誰れにも強かった。「どいつも、こいつも、病気を誇張・・・
黒島伝治
「氷河」
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