五十にして天命を知る
《「論語」為政から》50歳になってはじめて自分の人生についての天命・運命が何であったかがわかる。→知命 (ちめい)
ごじゅういん【五十韻】
連歌・連句の形式の一。一巻 (ひとまき) が50句からなるもの。懐紙1枚目の表に8句、裏に14句、2枚目の表・裏に各14句を記す。
ごじゅううで【五十腕】
「五十肩」に同じ。
ごじゅうおん【五十音】
日本語の47種の基本的な音節を、五十音図に配列したもの。ア行のイ・エがヤ行に、ウがワ行に重複して出るので50音となる。
ごじゅうおんがな【五十音仮名】
五十音図を書き表す仮名。もと片仮名で書いたところから片仮名をいう場合が多い。
ごじゅうおんじゅん【五十音順】
五十音図の仮名の順序に従って配列すること。また、その順序。あいうえお順。
ごじゅうおんず【五十音図】
五十音を、縦5字ずつ、横に10字ずつ配列した表。縦を行 (ぎょう) 、横を段 (だん) という。子音が同じものを同行に、母音が同じものを同段に配置。現代では、撥音の「ん」を末尾に示したり、濁音・半濁音・拗音 (ようおん) の仮名を同様の行・段に配列して添えたりする。その起源は平安中期で、悉曇学 (しったんがく) の影響で成立したとも、漢字音の反切のために作られたものともいわれる。 [補説]五十音図あいうえお かきくけこ さしすせそ たちつてと なにぬねの はひふへほ まみむめも や ゆ よ らりるれろ わゐ ゑをん
ごじゅうかた【五十肩】
50歳ごろに、肩の関節が痛んで腕の動きが悪くなってくること。医学的には四十肩とともに肩関節周囲炎(凍結肩)と総称される。五十腕。
ごじゅうから【五十雀】
スズメ目ゴジュウカラ科の鳥。全長14センチくらい。背面は青灰色、下面は白色で、目を通る黒い線がある。尾は短い。木の幹を垂直に上下しながら虫や木の実を食べる。日本では留鳥で、全国の山地にすむ。《季 夏》
ごじゅうてんてん【五十展転】
仏語。法華経 (ほけきょう) を聞いて随喜した人が次々に他人に語り伝え、50人目になってもその功徳 (くどく) は変わらないということ。