ひかりぼうちょう【光膨張】
⇒ブッデ効果
ひかりぼや【光海鞘】
ヒカリボヤ科の原索動物。暖海を浮遊する。多くの個虫が並んで約20センチの中空円筒形の群体をなし、よく発光する。
ひかりポンピング【光ポンピング】
原子や分子に光を吸収させてエネルギーが低い状態から高い状態に変化させること。誘導放出によって光を増幅・発振するレーザーに利用される。
ひかりも【光藻】
ヒカリモ科の黄色植物。淡水産の藻で、水槽や洞穴内の水たまりなどに生じる。単細胞からなり、1本の鞭毛 (べんもう) で水中を泳ぐときと、鞭毛を失い球形になるときとがある。レンズ状の葉緑体が光を反射する。千葉県富津市の発生地は天然記念物。
ひかりもの【光り物】
1 光を放つ物。光って見えるもの。流星・いなずまなど。 2 金貨・銀貨。 3 金属類。特に、銅・真鍮 (しんちゅう) など、値のはるもの。再生資源回収業者がいう。 4 鮨 (すし) 種で、はだが青白く光る魚。コハダ・サバ・アジなど。 5 花札で、松・桐 (きり) ・桜・坊主の各20点札。 6 連歌・俳諧で、日・月・星など光るものをいう語。 7 光を出して恐れられるもの。鬼火・人だまなど。「御堂の側 (かたはら) に—出できたり」〈平家・六〉
ひかりルミネセンス【光ルミネセンス】
ルミネセンスの一種。蛍光体などの物質が外部から光・紫外線・X線などのエネルギーを吸収して励起し、基底状態に戻るときに発光する現象。また、その光。吸収した光と放射する光はそれぞれの波長が異なり、一般に放射する光の波長の方が長い(ストークスの法則)。フォトルミネセンス。
ひかりいそんせいていこう【光依存性抵抗】
⇒フォトレジスター
ひかりかくぶんれつ【光核分裂】
原子核が、X線やγ線などの高エネルギーの光を吸収し、同程度の質量の2個以上の核種に分かれる現象。光核反応の一。
ひかりちゅうせいし【光中性子】
原子核にγ線などの高エネルギーの光を照射し、光核反応が起こった際に放出される中性子。
ひかりトポグラフィーけんさ【光トポグラフィー検査】
近赤外線を利用して脳の働きを観察する検査。頭皮の上から近赤外光を照射して大脳皮質の活動をとらえるもので、ヘモグロビンが光を吸収する性質を利用して脳の血流量の変化を計測し、画像として表示する。てんかん・鬱病の検査などに用いられる。「光トポグラフィ」は日立製作所の登録商標。