ふる‐ひと【古人／^▽故人／^▽旧人】

の解説

《「ふるびと」とも》

1. １ 昔の人。すでに死んだ人。こじん。

   1. 「妹らがり今木の嶺 (みね) に茂り立つ夫 (つま) 松の木は—見けむ」〈万・一七九五〉

1. ２ 年をとった人。老人。

   1. 「—は涙もとどめあへず」〈源・明石〉

1. ３ 古くからいる人。古参の人。

   1. 「右近は、何の人数ならねど…—の数に仕うまつり馴れたり」〈源・玉鬘〉

1. ４ 昔なじみの人。

   1. 「かげろふのそれかあらぬか春雨の—なれば袖ぞぬれぬる」〈古今・恋四〉

1. ５ 昔風の考えの人。古風な人。

   1. 「あやしき—にこそあれ。かく物づつみしたる人は」〈源・行幸〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。