しほうがみ【四方髪】
《髪を四方からかき上げて束ねるところから》総髪の異称。
しほうごし【四方輿】
手輿 (たごし) の一。輿に屋形をつけ、四方を吹き放しのままですだれを垂らしたもの。上皇・摂関・大臣以下、公卿・僧綱 (そうごう) などの遠出のときに用いた。僧の用いた輿の破風 (はふ) は雨眉 (あままゆ) 形、俗人のものは庵 (いおり) 形であった。よほうごし。
しほうざし【四方差(し)】
柱の四方から貫 (ぬき) などを差し通して軸組を固めるもの。
しほうしぶつ【四方四仏】
⇒四仏 (しぶつ)
しほうしょうめん【四方正面】
1 東西南北の四方と自分が向かっている正面。四方八方。 2 四方のどこから見ても正面として見えること。また、そのような建築物や彫刻など。 3 能で、普通は舞台の前面を正面として舞うのに対して、前後左右の四方を正面として舞うこと。
しほうじろ【四方白】
兜 (かぶと) の鉢の飾りの名。前後左右に白鑞 (しろめ) または銀を張ったもの。
しほうだな【四方棚】
⇒よほうだな
しほうちく【四方竹】
イネ科の竹。高さ5〜6メートル。茎はやや丸みのある四角柱で、根元の節からとげ状の気根を出す。中国の原産で、暖かい地方で観賞用に栽培。方竹。四角竹。
しほうどり【四方取り】
四方がみな平地で、敵の攻撃しやすい城。
しほうながれ【四方流れ】
四方に傾斜している屋根。方形 (ほうぎょう) 造り・寄せ棟造りなどの屋根の類。