こっかいかいせつせいがんうんどう【国会開設請願運動】
明治政府に対する国会開設要求運動。明治7年(1874)民撰議院設立建白書の提出に始まり、愛国社の再興から拡大し、同13年には国会開設請願書を政府に提出、最高潮に達した。同14年に政府は10年後の国会開設を約束した。
こっかいぎいん【国会議員】
国民の投票によって選出され、国会を組織する議員。衆議院議員と参議院議員とがあり、議案・動議の発議・表決、内閣への質問などの権限を有する。
こっかいぎいんごじょねんきん【国会議員互助年金】
在職期間10年以上の国会議員退職者に支給される年金。在職3年以上10年未満の場合は、掛け金の8割が戻る。平成18年(2006)廃止。議員年金。国会議員年金。→地方議員年金
こっかいぎじどう【国会議事堂】
国会が開催される建物。東京都千代田区永田町にある。昭和11年(1936)完成。
こっかいきせいどうめい【国会期成同盟】
明治13年(1880)に結成された国会開設運動の全国的団体。愛国社から発展。片岡健吉・河野広中らを代表に、国会開設請願書を政府に提出するなど活発な運動を展開した。
こっかいたいさくいいんかい【国会対策委員会】
日本の政党内に置かれ、法案の内容や法案審議の進行について他党と連絡調整をする委員会。国会の正規の機関ではなく、この各党委員会の交渉結果が、国会の正式な機関である議院運営委員会で討議され、そのまま通過するため、政府与党と野党との密室での裏取引の場という批判もある。国対。→国対政治
こっかいどういじんじ【国会同意人事】
衆議院と参議院による同意採決が必要な人事。日本銀行政策委員会審議委員、人事院人事官、会計検査院検査官、公正取引委員会委員長・委員、国家公安委員会委員、原子力委員会委員、中央社会保険医療協議会委員、NHK経営委員会委員など30以上の機関が対象となる。政府予算案などの採決と違い、衆参いずれかで否決されると不同意となる。
こっかいとしょかん【国会図書館】
「国立国会図書館」の略。
こっかいほう【国会法】
国会の組織・運営などに関して規定する法律。昭和22年(1947)施行。
こっかいほうこく【国会報告】
1 法律に基づいて行った行為や法律の運用結果に関して、国会で報告を行うこと。法律の適切な運用を担保するため、条文で義務付けられる場合がある。国会での事前・事後承認などよりも簡易な方法として採用される。 2 国会議員が国会での活動や議論の動向などを主として地元選挙区の支持者・有権者などに向けて報告すること。