出典:gooニュース
報道の自由とは? 使命とは?…ウェブメディアへの強制捜査が投げかけた波紋は全国の新聞社へ広がる
平川局長は「『報道の自由』は民主主義を守るための大前提だ。ただ、メディアが多様化し、標榜(ひょうぼう)するだけで認められるとも思っていない」との認識を示す。「報道機関の使命と責任を改めて確認し、社会で共有するための議論を深めるきっかけにもなった」と指摘した。=第3部おわり=
きっかけはキケロ事件…「報道の自由」強化に動いたドイツ、差し押さえのハードル上げる法改正 鍵は「共犯の疑い」
鹿児島県警の情報漏えい事件を巡り、県警は福岡市のウェブメディアを家宅捜索した。取材活動に従事する記者にとって、「取材源の秘匿」は堅守すべき鉄則であり、それを脅かす事態となっている。警察権力の暴走か適正な捜査か-。連載「検証 鹿児島県警」の第3部は、一連の経緯や海外の事例を通し、メディア捜索の是非を考える。(連載・検証 鹿児島県警第3部「メディア捜索の波紋」④より)
「報道の自由」どこまで…ウェブメディアを家宅捜索、取材源を特定した鹿児島県警、専門家の意見は割れる
テレビ局側は「報道の自由に支障をきたす」と提出を拒んだり、押収は認められないと裁判所に訴えたりしたが、最高裁はいずれも棄却した。 両決定は、憲法21条の保障下にある報道の自由は尊重されるべきであり「報道機関の不利益が限度を超えないよう配慮されなければならない」とした。
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