宝生(ほうしょう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・卓子を並べて、謡本少々と、扇子が並べてあったから、ほんの松の葉の寸志と見え、一樹が宝生雲の空色なのを譲りうけて、その一本を私に渡し、「いかが。」「これも望む処です。」 つい私は莞爾した。扇子店の真上の鴨居に、当夜の番組が大字で出・・・
泉鏡花
「木の子説法」
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・・・ 謡曲を宝生新氏に教わっていた。いつか謡って聞かされたときに、先生の謡は巻き舌だと言ったら、ひどいことを言うやつだと言っていつまでもその事を覚えておられた。 いつか早稲田の応接間で先生と話をしていたら廊下のほうから粗末な服装をした変・・・
寺田寅彦
「夏目漱石先生の追憶」
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