こはるぞら【小春空】
小春のころの、穏やかに晴れた空。《季 冬》「一翳の雲ゆゑいよよ—/風生」
こはるなぎ【小春凪】
小春のころの、穏やかな海のなぎ。《季 冬》
こはるび【小春日】
小春のころの穏やかな日。また、その日ざし。《季 冬》「—や石を噛み居る赤蜻蛉/鬼城」
こはるびより【小春日和】
初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和。《季 冬》「玉の如き—を授かりし/たかし」 [補説]文化庁が発表した平成26年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「初冬の頃の、穏やかで暖かな天気」で使う人が51.7パーセント、本来の意味ではない「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」で使う人が41.7パーセントという結果が出ている。