おがさわらおおこうもり【小笠原大蝙蝠】
オオコウモリ科の哺乳類。体長20〜25センチ。花や果実を食べる。小笠原諸島にのみ分布。天然記念物。
おがさわらきだん【小笠原気団】
日本の南東の太平洋上に発生する海洋性熱帯気団。夏によく発達して日本付近まで張り出し、暑い晴天をもたらす。
おがさわらこうきあつ【小笠原高気圧】
小笠原気団のためにできる温暖高気圧。
おがさわらこくりつこうえん【小笠原国立公園】
小笠原諸島のうち聟島 (むこじま) ・父島・母島の各列島を中心とする国立公園。熱帯植物や海食地形に富む。
おがさわらさだむね【小笠原貞宗】
[1294〜1347]鎌倉末・南北朝時代の武将。元弘の変に足利尊氏に従って功をたて、信濃の守護となった。騎射・故実に通じ武家礼節の祖といわれる。
おがさわらしょとう【小笠原諸島】
東京都のほぼ南南東の太平洋上にある諸島。聟島 (むこじま) ・父島・母島・硫黄島の各列島と、西之島・沖ノ鳥島・南鳥島などの島々からなる。文禄2年(1593)小笠原貞頼の発見といわれ、明治9年(1876)明確に日本領となり、明治13年(1880)東京府に所属。第二次大戦後は米国の施政権下に置かれたが、昭和43年(1968)返還。動植物は固有種がきわめて多く、「東洋のガラパゴス」と称される。平成23年(2011)「小笠原諸島」の名で、聟島列島・父島列島・母島列島・西之島・北硫黄島・南硫黄島とその周辺海域が世界遺産(自然遺産)に登録された。
おがさわらそうどう【小笠原騒動】
豊前 (ぶぜん) 小倉藩小笠原家の御家騒動。藩主忠固 (ただかた) の家格引き上げ運動を推進した家老小笠原出雲 (いずも) と反対派とが争い、文化12年(1815)藩主・家老が処分された。
おがさわらながきよ【小笠原長清】
[1162〜1242]鎌倉前期の武将。阿波の守護。小笠原氏の祖。源頼朝の挙兵に加わり、源義仲を討伐。奥州藤原氏の征討、承久の乱に功績があった。
おがさわらながとき【小笠原長時】
[1514〜1583]戦国時代の武将。信濃の守護。天文17年(1548)塩尻峠の戦いで武田信玄に大敗し、のち流浪して没落。
おがさわらながひで【小笠原長秀】
[?〜1424]室町中期の武将。信濃の守護。礼式や騎射の法に通じ、足利義満の弓馬術の師範となった。義満の命により武家の礼法を定めたと伝えられる。