年取る(としとる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・という外出の時の声と姿とは、妻の年取るに従って、だんだん引き締って威厳を生じて来たのを思い出させた。 まだ長襦袢がある。――大阪のある芸者――中年増であった――がその色男を尋ねて上京し、行くえが分らないので、しばらく僕の家にいた後、男の・・・
岩野泡鳴
「耽溺」
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・・・若いとき綺麗な人は、年取ると変になるものや。でもなかなか隅っこにおけんのや。何しろ胡蝶さんが、あの人に附文をしたんですさかえ」「胡蝶は僕も一番芸者らしい女だと思う」「神田で生れたんですもの。なかなか気前のいい妓や。延若を喰わえだして・・・
徳田秋声
「挿話」
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