ざしきあんどん【座敷行灯】
茶席で用いる行灯。露地行灯に対していう。
ざしきうた【座敷歌】
民謡の分類の一つで、酒宴の席でうたわれる歌。労作歌や盆踊り歌などから転用されたものが多い。祝い歌・騒ぎ歌など。
ざしきおどり【座敷踊(り)】
1 酒宴の席などでおどる踊り。 2 大坂新町で、8月朔日から15日まで揚屋 (あげや) の大座敷で行った遊女の総踊り。「—の仕舞 (しまひ) 、乱れ姿の暮れ方」〈浮・一代男・七〉
ざしきぎ【座敷着】
芸者や芸人などが、客の座敷に出るときに着る着物。
ざしきげい【座敷芸】
酒宴の席などで、興を添えるために演じる芸。
ざしきじょうるり【座敷浄瑠璃】
宴席などで興を添えるために語る素浄瑠璃。
ざしきのう【座敷能】
舞台で行われる能に対して、座敷で行われる能。
ざしきのぼり【座敷幟】
端午の節句に、座敷の中に立てて飾る小さな幟。内幟 (うちのぼり) 。《季 夏》
ざしきもち【座敷持(ち)】
《専用の座敷を持つところから》近世中期以後、江戸新吉原・品川などの遊女で、部屋持ちの上の位の者。
ざしきろう【座敷牢】
格子などで厳重に仕切り、外へ出られないようにして、罪人・狂人・放蕩者 (ほうとうもの) などを押し込めておく座敷。