御多分(ごたぶん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 秦氏も御多分に漏れず――もっとも色が白くて鼻筋の通った処はむしろ兎の部に属してはいるが――歩行悩んで、今日は本郷どおりの電車を万世橋で下りて、例の、銅像を横に、大な煉瓦を潜って、高い石段を昇った。……これだと、ちょっと歩行いただけで甲・・・
泉鏡花
「売色鴨南蛮」
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・・・「相変らず不可ますまい、そう云っちゃ失礼ですが。」「いえ、思ったより、昨夜よりはちっと増ですよ。」「また私どもと来た日にゃ、お話になりません。」「御多分には漏れませんな。」「もう休もうかと思いますがね、それでも出つけます・・・
泉鏡花
「露肆」
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