慈しむ/愛しむ(いつくしむ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 希望を持てないものが、どうして追憶を慈しむことができよう。未来に今朝のような明るさを覚えたことが近頃の自分にあるだろうか。そして今朝の思いつきもなんのことはない、ロシアの貴族のように(午後二時頃の朝餐が生活の習慣になっていたということ・・・
梶井基次郎
「冬の日」
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・・・青年には童がこの兎馬を愛ずるにも増して愛で慈しむたくましき犬あればにや。 庭を貫く流れは門の前を通ずる路を横ぎりて直ちに林に入り、林を出ずれば土地にわかにくぼみて一軒の茅屋その屋根のみを現わし水車めぐれり、この辺りには水車場多し、されど・・・
国木田独歩
「わかれ」
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