所変われば品変わる
土地が違えば、風俗・習慣なども違う。
所に付く
その場所にふさわしくする。「—・けたる御贈り物どもささげ奉り給ふ」〈源・若紫〉
所へ持って来て
ある事に加えて、また別の事が起こる意を表す。「風邪をひいた—足まで挫いてしまった」
所を得る
よい地位や境遇を得る。適した職を得て力を発揮する。「—◦得て存分に活躍する」
所を置く
遠慮する。はばかる。「この世には我に所置き給ふべし」〈大鏡・時平〉
所を去る
1 その場所を避けて他に移る。「つれづれなるもの、所去りたる物忌み」〈枕・一三九〉 2 遠慮する。「所避 (さ) り聞こえ給ふ御心深く」〈源・横笛〉
ところあて【所宛/所充て】
平安中期から鎌倉時代、諸官司や諸官寺の別当を任命して職務・行事の担当をきめたこと。
ところあらわし【所顕し】
《女の家の所在地を顕す意》平安時代、結婚の成立を披露する宴。男が女のもとに通い始めて数日後に、女の家で婿とその従者をもてなし、舅と婿が対面した。「四五日ありてぞ御—ありける」〈栄花・ゆふしで〉
ところえがお【所得顔】
[名・形動]よい地位や境遇を得て満足した顔つき。また、そのさま。得意顔。「—に振る舞う」
ところがえ【所替え】
[名](スル) 1 場所を他にかえること。「年内に事務所を—する」 2 武家時代、大名・小名の領地を他に移しかえたこと。移封 (いほう) 。転封。国替え。